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四柱推命 用語集

「専門用語がわかると、占いはもっとおもろなるで。あんたのために50個、まとめといた。困ったときは、ここに寄りぃや。」
① 基礎概念
四柱推命 しちゅうすいめい
生年月日時の四つの「柱」(年柱・月柱・日柱・時柱)を基に運命を推し量る占術。中国(宋代)に体系化され、日本では江戸時代以降に広まった。現在も最も精密な東洋占術の一つとされる。

四柱推命は、あんたの人生の設計図みたいなもんや。わしはその図を、いっしょに読んどるだけやで。
命式 めいしき
四柱推命において、生年月日時から算出した天干・地支の8文字(八字)で構成される命の式。年柱・月柱・日柱・時柱それぞれに天干と地支があり、計8文字となる。

この8文字に、あんたっちゅう人間がぎゅっと詰まっとる。なかなか味のある8文字やで。
五行 ごぎょう
万物を構成する5つの要素:木・火・土・金・水。それぞれ相生(互いに助ける)と相剋(互いに制する)の関係を持ち、四柱推命解釈の根幹をなす。木→火→土→金→水→木の順に相生し、木→土→水→火→金→木の順に相剋する。
陰陽 いんよう
万物は陰と陽に分かれるとする概念。天干・地支にはそれぞれ陰陽があり、同じ五行でも陰陽が異なれば性質が変わる。たとえば甲(陽木)は積極的な大木、乙(陰木)は柔軟な草木を象徴する。
節入り せつはいり
二十四節気のうち「節」が切り替わる瞬間。四柱推命では立春・啓蟄・清明など12の節の切り替わりで月柱が変わる。カレンダーの月とは異なり、節入りの時刻が重要。

節入りの時刻、1分ずれるだけで月柱が変わることがあるんや。細かいとこ、大事にしよな。
真太陽時 しんたいようじ
標準時(日本なら東経135°基準のJST)ではなく、実際の太陽の位置に基づく時刻。東経135°から離れた場所(東の北海道や西の沖縄)では標準時との誤差が最大で±1時間超になる。精度の高い四柱推命には必須の補正。
② 天干・地支
天干 てんかん
甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の10文字。各柱の上段に位置し、外向き・顕在的なエネルギーを表す。年干・月干・日干・時干の4つが命式を構成する。
地支 ちし
子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の12文字。各柱の下段に位置し、内向き・潜在的なエネルギーを表す。十二支とも呼ばれ、月支の五行が特に重要視される。
蔵干 ぞうかん
各地支の内部に秘められた天干のこと。たとえば寅は甲・丙・戊の3つの蔵干を持つ。蔵干は命式の通変星・格局判断において重要な役割を果たす。余気・中気・本気の3段階がある(流派による差異あり)。

地支は表には見えない。だが内側には確かにエネルギーが宿っている。
干合 かんごう
2つの天干が結びつき、変化を起こす現象。甲×己→土、乙×庚→金、丙×辛→水、丁×壬→木、戊×癸→火の5組がある。干合すると元の五行の力が弱まるかゼロになる。
六合・三合 りくごう・さんごう
地支どうしが結びつく合の一種。六合は2つの地支(子×丑など)が合して別の五行に変化。三合は3つの地支(亥×卯×未=木局など)が合して強力な五行に変化する。命式内での吉凶作用が大きい。
六冲 りくちゅう
対極に位置する2つの地支(子×午、丑×未など)がぶつかり合う現象。地支のエネルギーが壊れたり変化したりする。特に日支(配偶者宮)や月支(月令)への冲は重要。

冲は、ぶつかり合う関係や。せやけど本気でぶつかれる相手っちゅうのは、案外かけがえのないもんやで。
③ 四柱(年柱・月柱・日柱・時柱)
年柱 ねんちゅう
生まれた年の干支。先祖・親・社会的環境・幼少期の資質を象徴する。立春を境に年が切り替わるため、1〜2月生まれは要注意。
月柱 げつちゅう(つきちゅう)
生まれた月の干支。両親・兄弟・青年期・仕事環境を象徴する。月支の五行(月令)が季節エネルギーを決定し、身強身弱・格局判断の最重要指標となる。

月柱は命式の鍵だ。月令を制するものが鑑定を制する。
日柱 にちちゅう
生まれた日の干支。日干がその人本人(自我・本質)を表し、日支が配偶者や内面的な自分を象徴する。四柱推命において日干を命式の中心軸とする。
時柱 じちゅう
生まれた時刻の干支。子ども・晩年・内なる願望・才能を象徴する。出生時刻が不明の場合は時柱なしで鑑定する。真太陽時補正によって時刻が変わることがある。
日干 にっかん
日柱の天干のこと。四柱推命において自分自身を表す最も重要な干。他の全ての干支との関係(通変星)を日干を基準に判断する。命主とも呼ばれる。

日干は、あんた自身を表す星や。このたった一文字に、あんたの芯が詰まっとるんやで。
④ 通変星(十神)
比肩 ひけん
日干と同じ五行・同じ陰陽の干。自立心・競争心・独立精神を象徴。多すぎると頑固・孤立しやすい。少なすぎると依存的になる。
劫財 ごうざい
日干と同じ五行だが陰陽が異なる干。闘争心・社交性・冒険心を象徴。比肩と合わせて「比劫」と呼ばれる。財を奪う星でもあり、衝動的な使い込みに注意。
食神 しょくじん
日干が生じる五行で同陰陽。楽しみ・才能・食福・子ども縁を象徴する吉星。日干のエネルギーを発散させる星で、芸術性・グルメ・のんびりとした幸福感に縁がある。

食神がある命式は、生きることを楽しむ才能がある。いい星だ。
傷官 しょうかん
日干が生じる五行で陰陽が異なる干。才能・反骨精神・芸術的センスを象徴するが、官(正官)を傷つける星として凶作用も持つ。
偏財 へんざい
日干が剋す五行で同陰陽。事業財・偏った財・父親縁を象徴。男性には愛人縁もある。商才に優れ、投資・ギャンブルに縁がある。
正財 せいざい
日干が剋す五行で陰陽が異なる干。堅実な財・正妻縁・勤勉さを象徴。コツコツと蓄財する性質がある。身强で財があると富裕の命式になりやすい。

正財は、こつこつ積み上げた財産のことや。何を成すにも、土台がいちばん大事やからな。
偏官 へんかん
日干を剋す五行で同陰陽。七殺とも呼ばれ、勇猛さ・闘争心・指導力を象徴。強い命式では英雄的な活躍の星、弱い命式では苦難の星となる。
正官 せいかん
日干を剋す五行で陰陽が異なる干。名誉・地位・秩序・夫縁(女性)を象徴する最も貴い星の一つ。身強中程度の命式に正官があると出世しやすい。
偏印 へんいん
日干を生じる五行で同陰陽。枭神とも呼ばれ、直感・特殊な才能・孤独を象徴。身強の場合は食神を剋すため「倒食」となりやすい。
印綬 いんじゅ
日干を生じる五行で陰陽が異なる干。知性・権威・母親縁・学問を象徴する吉星。日干を助ける星として身弱の命式では大切な存在。

印綬は、母の愛みたいなもんや。あんたを温こう包んで、支えてくれる星やで。
⑤ 身強・身弱・月令
身強 みつよ
日干のエネルギーが強い状態。月令・通根・天干からの助力が多い命式。身強は財・官を使いこなすことができる。ただし強すぎると傲慢・頑固になりやすい。
身弱 みよわ
日干のエネルギーが弱い状態。財・官が多すぎたり月令を得ていない命式。印綬・比劫で助けることが必要。身弱は自分一人の力より人との協調が上手い。

弱さは器だ。弱い者は人を頼るからこそ、多くの縁に恵まれる。
月令 げつれい
月支の五行が持つ季節エネルギーのこと。生まれた月の五行の旺衰(旺・相・休・囚・死)が日干の強弱判断で最も重要視される。月令を得た日干は強く、失った日干は弱い。
通根 つうこん
天干が地支の蔵干に同じ五行を持つこと。根(ルート)を張った状態を指し、その天干のエネルギーが安定する。特に日干が通根していると身強の要素になる。
⑥ 格局
格局 かくきょく
命式全体の構造パターン。月支の蔵干(主に本気)の通変星を基に判定する「内格」と、極端なバランスの崩れによる「外格・特別格局」に大別される。格局によって用神・喜神・忌神の選び方が変わる。
建禄格 けんろくかく
月支の本気が比肩(日干と同一五行・同陰陽)の格局。自立心が強く、実力主義。財・官を用神とすることが多い。
正官格 せいかんかく
月支の本気が正官の格局。秩序・礼儀を重んじ、社会的な地位・名誉を得やすい。真面目で調和を大切にする。

正官格は、人の上に立つ素質があるで。筋を通せる人やからこそ、みんなが頼りにするんや。
従旺格・従強格 じゅうおうかく・じゅうきょうかく
外格の一種。比劫が極めて多い(従旺格)または印星が極めて多い(従強格)命式で、日干の五行に従うことで吉となる。逆行(財・官を使う)すると凶になる特殊な格。
⑦ 用神・喜神・忌神・仇神
用神 ようじん
命式のバランスを整えるために最も必要な五行。身強なら発散(食傷・財・官)を用神とし、身弱なら補強(印・比劫)を用神とする扶抑法が基本。季節補正(調候用神)も重要視する流派がある。

用神は、あんたの運を開くカギや。これをうまいこと生活に取り入れてみ、ぐっと楽になるで。
喜神 きじん
用神を助ける五行。用神の次に喜ぶべき五行で、ラッキーカラーや吉方位などに応用される。
忌神 いみがみ(きじん)
命式において邪魔になる五行。用神を弱めたり、命式のバランスを崩す五行。避けた方が良い環境・時期・方位に影響する。
調候用神 ちょうこうようじん
季節(月支)の過不足を補う用神の選び方。夏生まれ(火が強い)には涼を与える壬水、冬生まれ(水が強い)には暖をもたらす丙火を重視する考え方。滴天髄派が特に重視する。
⑧ 大運・年運・月運
大運 たいうん
10年ごとに切り替わる大きな運勢の流れ。月柱を起点に順行(陽年生まれの男性・陰年生まれの女性)または逆行(陰年生まれの男性・陽年生まれの女性)する干支で表す。

大運は10年単位の潮流だ。嵐の時期も穏やかな時期も、すべて意味がある。
立運 りつうん / たちうん
大運が始まる年齢のこと。生年月日から次(順行)または前(逆行)の節入りまでの日数÷3で求める。3日=1年として計算する。
流年 りゅうねん
年運とも呼ばれる、その年の干支が命式に与える影響。毎年1月(立春以降が正確)に切り替わる。大運×流年×命式の三重構造で吉凶を判断する。
流月 りゅうげつ
月ごとの干支が命式に与える影響。年運・大運と組み合わせて短期的な吉凶を判断する。節入りで月が切り替わる。
⑨ 神殺・特殊星・空亡
空亡(天中殺) くうぼう(てんちゅうさつ)
日柱の旬(60干支を10ずつに分けた単位)に含まれない2つの地支のこと。その地支の年・月や方位は力が及びにくいとされる。天中殺はより大衆的な表現。

空亡の時期は内側を磨く時間だ。私もそうだった。焦らずに待ちたまえ。
天乙貴人 てんいつきじん
最も強力な吉神の一つ。日干によって決まる2つの地支で、命式・大運・流年に現れると援助者に恵まれる。困難の時に救いの手が差し伸べられる暗示。
文昌貴人 もんしょうきじん
学問・知性・文才に恵まれる星。日干によって決まる特定の地支が文昌貴人。命式にあると頭脳明晰で試験運が強い。
駅馬 えきば
移動・変化・海外・転職を示す星。年支または日支の三合グループから判定する。多い命式は旅行や転勤が多く、海外に縁がある。
桃花(咸池) とうか(かんち)
異性縁・人気・魅力を示す星。命式にあると魅力的で人を引きつける。多すぎると色難(恋愛トラブル)にも注意。芸能・接客業に向く。

桃花は美しい。だが棘もある。
羊刃 ようじん
日干のエネルギーが過剰に凝縮した状態を示す地支。陽干のみに存在(甲→卯、丙→午など)。強烈な集中力・決断力があるが、過激・粗暴になりやすい側面も。
六十干支 ろくじっかんし
天干(10)と地支(12)の組み合わせで生まれる60種類の干支の循環。甲子・乙丑・丙寅……と続き、60年で一周する。厄年として知られる「本厄」も干支の循環に基づく。

用語がわかったら、いよいよ自分の命式が見たなってきたやろ?